【本のご紹介 vo.112】『上司のタテマエと本音 なぜ、あなたは評価されないのか』

『上司のタテマエと本音 なぜ、あなたは評価されないのか』
濱田 秀彦(著)/SBクリエイティブ

 あるアンケートの結果ですが、上司の査定に不公平感があ
ると感じている人は実に82%にのぼるとのこと。

 16年間にわたるビジネスコミュニケーションの講師を務め
る著者によると、上司の期待を部下が把握できているケース
はわすが3%だといいます。

 例えば「きみは惜しいんだよなあ」と上司としては否定的
な意味で言ったつもりが聞いた部下は喜んでしまった等、上
司の真意にはなかなか部下に伝わらないということが常に起
こっているといいます。

 ここで注目なのが、上司の使う言葉や含む意味や想いに関
しては、使う会社や人は違っても共通しているとのこと。

 本書では上司がよく使うタテマエ言葉を挙げ、その言葉の
お互いの本音と、部下としてはどう行動すれば上司の真の想
いに応えられるのかを解説されています。

 言葉の裏にある真意を察することは、疑心暗鬼を生むので
は?という懸念もあるかもしれませんが、相互理解を深める
ためには意義があることと著者はいいます。

 そもそも人間関係を作るうえで、言葉を選んで配慮するこ
とは当たり前に行われるものです。特に利害関係の生じるビ
ジネスの現場でいえば、表面的に言葉そのままを受け取るだ
けではやや思慮が足りないと言われても仕方ありません。

 上司の真意が伝わった上で、部下が動き、部下は納得でき
る評価を得ることができる。よい仕事と職場を作り上げるヒ
ントが得られる一冊です。