【本のご紹介 vo.114】『オフィスはもっと楽しくなる はたらき方と空間の多様性』

「オフィスはもっと楽しくなる はたらき方と空間の多様性」
 岡村製作所オフィス研究所 花田 愛・森田 舞(著)/プレジデント社

 ダイバーシティや女性活躍推進など、はたらき方の多様性について語
られることが増えました。どちらかというと法制度やマインドといった
観点からの話題が多いような気がしますが、本書は働く場・空間から多
様な働き方を考える内容となっています。

 具体的には、オフィスを始めとしたはたらく「場」「空間」の研究者
が、これまでの様々な調査研究からダイバーシティ、コミュニケーショ
ン、創造性、ホスピタリティ、学びという5つの視点で考察しています。

 特に印象に残った個所をいくつかピックアップしますと…

 ・仕事の生産性で最も影響を与えるのは上司
  (邪魔するも助けるも上司)

 ・仕事の内容を「定型的な仕事」「創造的な仕事」
  仕事の進め方を「集中(フォーカス」「協働(コラボレーション)」
  この組み合わせ(仕事の内容×仕事の進め方)で4つの場をつくる
  と仕事も人間関係もうまくいく

 ・5人での適度な「コミュニケーション領域」はおよそ2㎡

 ・学校の先生にもオフィスと同じようにリフレッシュスペースが必要。
  (先生の心と身体の健康は結果として子どもたちへよい影響を与える)

 などなど、これらはほんの一部で、はたらく場づくりのコツが幅広く紹
介されています。企業のオフィスのみならず学校など公共機関や病院など
様々な職場で取り入れることができるのではないかと感じました。 

 これからの新しい職場の在り方、働き方の可能性を感じることができる
一冊です。