【代表者コラムvol.140】『しない」チャレンジ』

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◇おかもと通信-『「しない」チャレンジ』

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 先日聞いた話。 
  
 その人は、仕事で思い悩むことがあり、自分ではなかなか答えが
見つからず、周囲の人たちに頭を下げて、忌憚のない意見を聞かせ
てほしいと聞いて回ったそうです。そのこと自体なかなかできない
ことですよね。

 色んなアドバイスをもらったので、とりあえず言われたことをす
べてやってみようと手を出してみたが、どれも芳しい結果とはなら
なかったとのこと。

 それでもまた会う人会う人にどうしたらいいか意見を求めていた
ら、ある人から「動き過ぎているように見えるから、動かないほう
がいい」と助言があった。

 いや、それでは何も変わらないじゃないか、と初めて言うことを
聞かないでおこうと思ったが、ここは言うとおりにしてみようと、
しばらく動かないでいた。

 色々手を出していた時期のことを振り返る時間ができて、よく考
えてみると、ただ現実から逃げるために色んなことにチャレンジし
ているような「フリ」をしていたことに気付いたとのこと。

 今度は「今足りているもの」に目を向けてみた。今ある顧客に出
来ることはないかを考えて、行動を始めると徐々にやるべきことが
見えてきたとのこと。そしてようやくチャレンジすべきことに取り
組もうという段階になってきた、という話でした。

 物事がうまくいかないときは、不足している感が強まり、補うた
めの何かを外に求めがちです。外に求めてばかりだと疲れ果ててし
まうこともあります。

 足りているものに目を向けて、維持したり、よりよくすることを
考えて行動すると、次第に新たなチャレンジに力を注げる準備が整
うのだろうということを上記の話から思いました。

 何かをしないチャレンジもたまには必要なのかもしれませんね。
       
             
(アール・キャリア・スタジオ代表 岡本 耕平)