【本のご紹介 vo.121】『6つの帽子思考法-視点を考えると会議も変わる』

「6つの帽子思考法-視点を考えると会議も変わる」
エドワード・デ・ボーノ(著) 川本英明(訳)/パンローリング

 ものを考えるとき、私たちは多くのことを一度に考えてしまい、頭の中が整
理できなくなることがあります。

 それは会議の場も同様で、意見が多岐にわたって収集がつかなくなることも
あれば、逆に視点が凝り固まってしまい、場が停滞することもあります。

 それらの問題を防ぐためには、ものを考えるときには一度に一つのことを考
えるようにすること、一つの視点で考えた後にまた次の一つの視点に切り替え
て考えるようにすることが有効であるといいます。

 その考え方をベースにして、便利に使えるようにしたものが「6つの帽子メ
ソッド」(並行思考)です。

 白い帽子…客観的な事実とデータに基づく視点  
 赤い帽子…思ったままの感情的な視点
 黒い帽子…警戒と注意を促す、弱点への視点 
 黄色い帽子…肯定的な側面への視点
 緑の帽子…創造性と新しい考え方の視点
 青い帽子…プロセス全体を構成する視点

 あるテーマについて「常に全員が同じ視点」から見ることでお互いの意見を
同時並行的に考え合わせることができるだけでなく、異なる6つの考え方の
帽子を被りかえることで多面的な検討もできるというのが6つの帽子メソッド
のポイントのようです。

 メソッド自体とてもシンプルで使い方も簡単で取り入れやすいですが、本書
ではさらに効果的な使い方も事例を交えて紹介されており、実践的です。

 会議の場をもっとおもしろく創造的な場に変えてみたいとお考えの方のみな
らず、マネジメントや対人支援に関わる方にもおすすめの一冊です。